アメリカ(米国)・中国・日本・ヨーロッパ(欧州)・インドの株価指数を比較 投資するなら?

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VIX指数 > QアンドA > アメリカ・中国・日本・ヨーロッパ・インドの株価指数を比較

著者:VIXパンダ 更新日:2020年11月23日

アメリカ・中国・日本・ヨーロッパ・インドの株価指数を比較

国別に投資する場合、どの国に投資するのがベストなのか、考えたことありませんか?
今回はその疑問を解決すべく、GDPトップ5の国について、株価指数を調べることで、どの国に投資するのがベストなのか検証しました。

この記事のもくじ
  1. GDP上位国を確認
  2. アメリカ・中国・日本・ヨーロッパ・インドの株価指数の値動きを比較
  3. アメリカ・中国・日本・ヨーロッパ・インドの株価指数の投資方法を比較
  4. アメリカ・中国・日本・ヨーロッパ・インドの株価指数の配当利回り比較
  5. 結論

1.GDP上位国を確認

下の表は、2019年のGDP上位国ランキングです。

GDP上位国ランキングTOP10
順位 国名 GDP(単位:百万US$)
第1位 アメリカ 21,433,225
第2位 中国 14,731,806
第3位 日本 5,079,916
第4位 ドイツ 3,861,550
第5位 インド 2,868,930
第6位 イギリス 2,830,764
第7位 フランス 2,715,818
第8位 イタリア 2,001,466
第9位 ブラジル 1,839,077
第10位 カナダ 1,736,426

GDP上位国にはアメリカ・中国・日本・インドとヨーロッパ勢が並びます。
そこで、これらの国を代表する株価指数に注目しました。

アメリカを代表する株価指数はS&P500を採用

S&P500は、時価総額53億米ドル以上のアメリカ企業500社が対象で、米国株式市場全体の時価総額の約80%をカバーしています。
投資の神様、ウオーレン・バフェット氏も、
「自分が亡くなった後は資産の90%はS&P500指数、残り10%は政府短期国債に投資せよ」と言っています→もっと詳しく

中国を代表する株価指数は中国上海A株指数を採用

中国A株市場の主要50銘柄で構成される株価指数をいいます。50銘柄は、中華人民共和国の上海証券取引所及び深セン証券取引所に上場する中国A株のうち、流動性及び浮動株比率の基準を満たす時価総額上位の50社で構成されています。→もっと詳しく

日本を代表する株価指数は日経平均を採用

日経平均とは、日本の株式市場を代表する225銘柄をもとに算出される株価指数で、日経225とも言われています。

ヨーロッパを代表する株価指数はユーロ・ストックス50を採用

ドイツ証券取引所とスイス証券取引所の合弁企業であるSTOXX社が算出するユーロ圏の株式市場全体を対象とした代表的な株価指数。ユーロ圏主要12カ国の流動性の高い50銘柄を対象とした時価総額加重平均型の株価指数です。国別の構成比率では、フランス、ドイツ、スペイン、イタリアで80%以上を占めています。

インドを代表する株価指数はNifty50を採用

インドを代表する株価指数です。インドのナショナル証券取引所に上場する銘柄のうち、時価総額、流動性、浮動株比率等の基準を用いて選定した50銘柄で構成されています。


2.アメリカ・中国・日本・ヨーロッパ・インドの株価指数の値動きを比較

下のグラフは、2011年1月1日の株価を100とした時の2011年1月~2020年11月のアメリカ・中国・日本・ヨーロッパ・インドの株価指数の推移を示したものです。
(大昔の数値を見ても今後の値動きの予測には役立たないため、直近の約10年を比較しました。)
このグラフから、アメリカ>日本>インド>中国>ヨーロッパの順で上昇率が高いことがわかります。

過去8年間の推移

※参考データ
S&P500:S&P500
中国上海A株指数:上海総合
日経平均:日経平均株価
ユーロ・ストックス50:ユーロ・ストックス50 (STOXX50E)
Nifty50:Nifty 50 (NSEI)

国別年間リターン比較表
S&P500
(アメリカ)
日経平均
(日本)
Nifty50
(インド)
中国上海A株指数
(中国)
ユーロ・
ストックス50
(ヨーロッパ)
2011年 +0.1% -17.0% -24.9% -14.9% -17.5%
2012年 +13.3% +26.6% +28.0% -17.4% +14.9%
2013年 +29.4% +49.8% +6.5% +11.4% +17.2%
2014年 +11.5% +7.9% +30.8% +22.2% +1.7%
2015年 -1.0% +8.9% -4.0% +27.9% +3.0%
2016年 +10.5% +2.5% +3.4% -5.4% +0.4%
2017年 +17.5% +20.1% +28.3% +1.8% +6.9%
2018年 -7.7% -15.5% +3.3% -20.1% -14.9%
2019年 +31.0% +19.5% +12.1% +8.6% +25.9%
2020年 +8.0% +1.7% -1.7% +12.3% -17.7%
10年間の
合計リターン
2.62倍 2.28倍 1.89倍 1.16倍 1.06倍
年間平均リターン +11.4% +10.5% +8.2% +2.6% +2.0%
年間最大下落率 -7.7% -17.0% -24.9% -20.1% -17.7%
S&P500
(アメリカ)
日経平均
(日本)
Nifty50
(インド)
中国上海A株指数
(中国)
ユーロ・
ストックス50
(ヨーロッパ)

※2020年は11月1日までの成績です
赤字はその項目で1番成績が良い数字です

結論

過去10年間のリターンの順位は

  1. S&P500(アメリカ)
  2. 日経平均(日本)
  3. Nifty50(インド)
  4. 中国上海A株指数(中国)
  5. ユーロ・ストックス50(ヨーロッパ)

でした。

2011年から2020年11月の約10年で、一貫してリターンが高かったのは、S&P500(アメリカ)で、年間最大下落率も10%を切っていました。
次に成績が良かったのが日経平均(日本)です。東日本大震災があった2011年は-17%の下落でしたが、年間平均リターンは約10%です。

アメリカと日本の株価指数は、過去10年で2倍を超えるリターンでした。


3.アメリカ・中国・日本・ヨーロッパ・インドの株価指数の投資方法を比較

S&P500への投資

S&P500への投資は、直接投資と間接投資があります。

S&P500に連動する日本ETFは以下の2種類です。

証券会社のS&P500米国ETF取り扱い状況
対象指数 名称(コード) 1日の平均取引高
S&P500 上場インデックスファンド米国株式(1547) 2100万円
S&P500 SPDR S&P500 ETF(1557) 600万円

※1日の平均取引高は、2019年の取引高より抽出

このように、S&P500に連動する日本ETFは取引高が少ないため、
・売値と買値に大きな差が生じる
・売りたいときに売れない
といったことが起こる恐れがあり、あまりおすすめできません。

ちなみに日経225連動ETF(コード:1321)だと、1日の平均取引高は約140億円です。

一方、CFD取引・米国ETFであれば、「売値と買値に大きな差が生じる」「売りたいときに売れない」といったことが起こりません。

また、CFD取引・米国ETFを比較すると、為替手数料がなく、レバレッジ取引をできるCFD取引が断然有利です。
詳しくはこちらです→S&P500への投資はCFD業者と証券会社のどちらが有利?

日経平均への投資

日経平均への投資には以下の方法があります。

このうち、ETF投資信託は少額での取引が可能ですが、レバレッジ制度を活用できず、資金効率が良くありません。また、保有中は信託報酬という名の必要経費を取られ続けます。
また、先物取引はレバレッジ制度を活用できるものの、取引期限があるため、長期保有には向いていません。

これらのことから、10万円以上での日経平均への投資はCFD取引がベストです。
詳しくはこちらです→日経平均(日経225)CFDとは?チャートや先物・ETFとの違い

中国上海A株指数 ユーロ・ストックス50 Nifty50への投資

いずれもCFDで取引可能ですが、リターンはアメリカ・日本の株価指数に比べると低いです。

結論

S&P500と日経平均への投資は、取引コストが少なく、直接投資できるCFD取引がベスト
中国上海A株指数 ユーロ・ストックス50 Nifty50への投資はCFDで取引可能だが株価指数のリターンが低く、避けた方が無難


4.アメリカ・中国・日本・ヨーロッパ・インドの株価指数の配当利回りを比較

S&P500・日経平均の配当利回り

S&P500・日経平均への投資は、CFD取引がベストだとわかったため、CFD取り引きをする場合の分配利回りを比較しました。

2020年 S&P500・日経平均 分配利回り実績
CFD業者 S&P500 日経平均
GMOクリック証券CFD 投資額:373380円
分配金:+13.3円/日
年利回り:+1.56%
投資額:254260円
分配金:+17.4円/日
年利回り:+2.50%
岡三オンライン証券
CFD(くりっく株365)
取扱いなし 投資額:2542600円
分配金:+149円/日
年間利回り:+2.14%
DMM CFD  投資額:373380円
分配金:-8円/日
年利回り:-0.78%
投資額:254260円
分配金:-13円/日
年利回り:-1.87%

DMM CFDは、保有していると支払いが発生してしまい、岡三オンライン証券CFD(くりっく株365)は、S&P500の取り扱いがありません。

そのため、GMOクリック証券CFDで、S&P500・日経平均の分配利回りを比較します。
すると、日経平均>S&P500の順に利回りが高いことがわかりました。

また、CFD取引ではFXと同様にレバレッジ制度を採用していますので、預けた証拠金以上の取引をすることができます。

そのため、配当利回りを何倍にもすることが可能です。
(GMOクリック証券CFDでS&P500・日経平均を取引する場合、最大レバレッジは10倍)
レバレッジ制度の詳細はこちらです→CFDのレバレッジとは?

●レバレッジを利用して日経平均CFDへ投資した例
例1)レバレッジ2倍での取引:配当利回り+2.50%×2=+5.00%
例2)レバレッジ3倍での取引:配当利回り+2.50%×3=+7.50%
例3)レバレッジ5倍での取引:配当利回り+2.50%×5=+10.00%

中国・ヨーロッパ・インドの株価指数の配当利回り

中国・ヨーロッパ・インドの株価指数は、アメリカ・日本に比べると投資成績が下がるため、今回は検証を見送ります。


5.結論 アメリカ・日本の株価指数へのCFD投資がおすすめ

アメリカ・中国・日本・ヨーロッパ・インドの株価指数を比較すると、とくにアメリカと日本の株価指数の投資成績が良いことが分かりました。

また、アメリカと日本の株価指数に投資する場合、以下のCFD業者がおすすめです。

ちなみにGMOクリック証券CFDは、中国上海A株指数、ユーロ・ストックス50、Nifty50も取り扱っています。


S&P500・日経平均の投資におすすめのCFD業者

GMOクリック証券CFD

GMOクリック証券CFD・S&P500と日経平均の取り引きにベストなCFD業者
・スプレッド(売買手数料)が最安レベル
・分配利回りは最高レベルで、長期保有にも最適
・S&P500CFDの決済時に為替手数料が発生しません
・預けた証拠金は分別管理かつ全額信託保全で安心
・口座開設、口座維持料金とも0円で、口座開設にお金がかかりません


詳細はGMOクリック証券CFDの公式サイトでチェックしてください。





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