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著者:VIXパンダ 更新日:2022年3月31日
VIX指数取り扱いCFD業者(証券会社)のロスカット水準を比較
ロスカットとは
ロスカットとは、含み損が大きくなりすぎた場合に自動的に行われる強制決済のことです。
CFDでは、証拠金取引という取引システムのため、証拠金をCFD業者に預けて、預けた証拠金以上の金額を売買することができます。
ロスカット制度がないと、CFD業者に預けた証拠金以上の損失が発生してしまうことも起こりやすくなります。
このようなことがないように、ロスカット制度が導入されています。
ロスカットの水準はCFD業者ごとに異なりますので、詳しく見てみましょう。
VIX指数取り扱いCFD業者(証券会社)のロスカット水準を比較
現在、以下のCFD業者でVIX指数の取り扱いが可能です。
そこで、各CFD業者のロスカット水準を比較しました。
CFD業者 | ロスカット水準 |
GMOクリック証券CFD | 自分で設定 |
IG証券CFD | 証拠金維持率が100%未満 |
LINE CFD | 証拠金維持率が100%未満 |
IG証券CFD・LINE CFDのロスカット水準
IG証券CFDとLINE CFDは、証拠金維持率100%未満でロスカットされます。
これは、預けた証拠金と同額の損失が発生した段階で、ロスカット(強制決済)されるということです。
例)VIX指数=16.0ドル、1ドル=108円のとき、証拠金5万円で、1600ドル分(CFD価格の100倍)を買い
この場合、証拠金5万円に相当する含み損が発生するとロスカットになります。
では、VIX指数のレートとともに含み損の額を見てみます。
VIX指数=15.0ドル(1ドル=108円)
含み損:(15.0-16.0)×100=-100ドル=100ドル×108=10800円
含み損は5万円未満で、ロスカットされません
VIX指数=12.0ドル(1ドル=108円)
含み損:(12.0-16.0)×100=-400ドル=400ドル×108=43200円
含み損は5万円未満で、ロスカットされません
VIX指数=11.3ドル(1ドル=108円)
含み損:(11.3-16.0)×100=-470ドル=470ドル×108=50760円
含み損は5万円以上で、ロスカットされます
クリック証券CFDのロスカット水準
GMOクリック証券CFDのロスカット水準は、自分で設定できます。
設定は、
①保有建玉を選択
②ロスカットレートor任意証拠金を入力
(任意証拠金の入力でもロスカットの設定ができますが、ロスカットレートを入力する方が、いくらになったらロスカットされるかわかるので、分かりやすいです)
③計算ボタンを押す
ロスカット水準ではGMOクリック証券CFDが分かりやすい
IG証券CFDとLINE CFDは、ロスカットレートはどのくらいになるのか、自分で計算する必要があります。一方、GMOクリック証券CFDは、ロスカットレートを入力するだけです。
(ただし、ロスカットレートに耐えられるだけの証拠金を入金する必要があります)
CFD初心者の方は、ロスカットレートが分かりやすいGMOクリック証券CFDでの取り引きをおすすめします。
・ロスカットレートの設定方法がわかりやすく、投資初心者でも安心
・VIX指数のスプレッドは0.05ドルと最安です
・VIX指数の最小取引単位はCFD価格の10倍と、気軽に取引できます
・VIX指数の最大保有期間に制限はありません
・預けた証拠金は全額信託保全かつ全額分別管理で安心
・口座開設、口座維持料金とも0円で、口座開設にお金がかかりません
詳細はGMOクリック証券CFDの公式サイトでチェックしてください。
VIX指数の最適なロスカットレートは?
GMOクリック証券CFDでVIX指数を保有する際に迷うのが
「ロスカットレートをいくらにするか?」
ですね。
VIX指数のロスカットレートを決める際、私は過去の値動きを参考にします。
リスクヘッジに利用できるVIX指数の過去の最低値は、2006年11月16日に記録した11.03です。
詳しくはこちらです
→リスクヘッジに利用できるVIX指数
→VIX ボラティリティ指数3ヶ月(CBOE S&P500 3 M Volitlity)のチャート
そのため、VIX指数が10を下回ることは考えにくいと判断し、ロスカットレートを10に設定します。
もちろん、慎重な方や、レバレッジをかけずに取り引きしたい方は、さらにその下にロスカットレートを設定するのもアリです。
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