原油への投資はCFD・ETF・投資信託のどれがおすすめ?長期保有・短期売買のタイプ別にご紹介

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著者:VIXパンダ 更新日:2021年2月23日

原油への投資はCFD・ETF・投資信託のどれがおすすめ?

この記事のもくじ
  1. 原油投資でのCFD・ETF・投資信託のメリット・デメリット比較
  2. 原油投資でのCFD・ETF・投資信託の2020年投資成績を比較
  3. 原油取り扱い業者一覧
  4. 原油取り扱い業者の手数料を比較
  5. 原油CFDの価格調整額
  6. 原油への投資にかかる税金
  7. 結論

原油取扱いCFD業者の比較はこちらです
WTI原油先物CFD業者の金利・証拠金・スプレッドを比較


1.原油投資でのCFD・ETF・投資信託のメリット・デメリット比較

原油は、株や債券といった古くから投資に活用されている伝統的資産ではなく、非伝統的資産のコモディティ(商品)というカテゴリになりますが、原油CFD・米国ETF・日本ETF・投資信託といった形で取引可能です。

原油関連投資商品別 メリット・デメリット
原油関連
投資商品
メリット デメリット
原油CFD ・原油価格に直接投資
・取引レートは取引額の大小に依存しない
・保有中に信託報酬の発生なし
・CFDの仕組みを理解する必要がある
米国ETF ・取引額が多い ・保有中は常に信託報酬が発生
・売買時為替手数料発生
日本ETF ・購入時に為替手数料の発生なし ・保有中は常に信託報酬が発生
・取引額が少なく、売値と買値に
価格差が生じる場合がある
投資信託 ・購入時に為替手数料の発生なし ・保有中は常に信託報酬が発生
・取引額が少なく、売値と買値に
価格差が生じる場合がある

では、それぞれの商品について具体的に紹介します。

原油CFD

各CFD業者で呼び名は違いますが、ほぼ同じ値動きをしますので、原油CFDに統一します。

米国ETF

原油に連動する米国ETFは、主に以下の3種類があります。
USO:ユナイテッド・ステーツ・オイル・ファンド
OIL:iパス・S&P GSCI・クルード・オイル・トータル・リターン・インデックス・ETN
BNO:ユナイデッド・ステイツ・ブレント・オイル・ファンド

日本ETF

原油に連動する日本ETFは、主に以下の3種類があります。
1671:WTI原油価格連動型上場投信
1690:WisdomTree WTI原油上場投信
1699:(NEXT FUNDS)NOMURA原油インデックス上場

投資信託

原油に連動する投資信託は、主に以下の3種類があります。
WTI原油先物ファンド
WTI原油価格連動型上場投信
NEXT FUNDS NOMURA原油インデックス上場 「愛称:原油先物ETF」

原油関連投資商品別 信託報酬・1日の取引高比較表
原油関連
投資商品
信託報酬 1日の取引高
原油CFD
0%
計測不可
米国ETF(USO)
0.32%

3236万ドル
米国ETF(OIL) ×
0.75%

322万ドル
米国ETF(BNO)
0.15%

21万ドル
日本ETF(1671) ×
0.918%

5億52万円
日本ETF(1690) ×
0.5292%
×
136万円
日本ETF(1699) ×
0.54%

3億6982万円
投資信託
(UBSI原油
先物ファンド)
×
1.07%
不明
投資信託
(WTI原油価格
連動型上場投信)
×
0.92%
不明
投資信託
(NOMURA原油
インデックス上場)
×
0.54%
不明
原油関連
投資商品
信託報酬 1日の取引高

信託報酬

原油CFD以外は、信託報酬(余計な経費)が発生してしまいます。
原油CFDを除いて一番安いのが米国ETF(BNO)の0.15%で、一番高いのが投資信託(WTI原油先物ファンド)の2.04%です。
信託報酬は、米国ETF(OIL)・米国ETF(BNO)以外は全て0.5%以上と高くなっています。

1日の取引高

原油CFDは、世界中のCFD業者を通じて取引するため、取引高の計測ができませんが、原油価格を基準に取引レートが決まり、CFD業者が必ず注文を引き受けるため、売りたいときに売れないといったことは起こりません。

また、投資信託も1日の取引高は開示されていませんが、償還日までは自由に売買できます。
ただし、償還日が設定された投資信託は、償還日に強制決済されます。
また、米国ETFはBNO以外は1日の取引高が100万ドル以上で頻繁に売買されています。

日本ETFのWTI原油ETF( 1671)、野村原油(1699)とも1日の取引高は1億円を超えていますが、原油ETF(1690)は取引高が少ないため、売値と買値に大きな差が生じたり、売りたいときに売れないといったことが起こる恐れもあります。

結論

信託報酬と1日の取引高を考えた場合、原油CFD・米国ETF(USO)の利用がおすすめです。


2.原油投資でのCFD・ETF・投資信託の2020年投資成績を比較

次に原油の投資リターンをCFD・ETF・投資信託で比較しました。
CFDは大手GMOクリック証券CFDが取り扱っている「原油」を採用しました。
米国ETF、日本ETFは1日の取引高が一番多いUSO、1671を採用しました。
投資信託は、純資産が一番多いUBS 原油先物ファンドを採用しました。

原油投資リターン比較表
投資手段 銘柄名orコード リターン 年初価格 年末価格 分配金
CFD 原油CFD -52.3% 61.39ドル 48.41ドル -1696円
米国ETF United States Oil Fund
(USO)
-69.0% 106.4ドル 33.01ドル なし
日本ETF WTI原油価格
連動型上場投信
(1671)
-64.8% 2718円 956円 なし
投資信託 UBS 原油先物ファンド -29.4% 9633円 6797円 なし
投資手段 銘柄名orコード
(利用会社)
リターン 年初価格 年末価格 分配金

※分配金は、GMOクリック証券CFDでは価格調整額に該当します。GMOクリック証券CFDの価格調整額は、1取引単位あたりの金額です。
※CFDのリターンは、分配金(価格調整額)を考慮しています。

2020年のリターンは-30%~-70%ほどと、すべての投資手段でマイナスリターンでした。

結論

2020年は、買いから入ると全てマイナスリターンでしたが、その中でも投資信託のリターンが一番高かったです。
投資信託と国内ETFは全ての証券会社で取り扱っていますが、原油CFDと米国ETFは取扱業者が限られています。
そこで、原油CFDと米国ETFの取り扱い業者について調べてみます。


3.原油取り扱い業者一覧

原油CFDはCFD業者、米国ETFは証券会社で取引が可能です。
と言っても、取引できない業者もありますので、主なCFD業者と証券会社について、原油CFDと米国ETFの取り扱い状況を調べました。

証券会社の原油米国ETF取り扱い状況
 SBI証券  マネックス証券  楽天証券  野村証券  大和証券  SMBC日興証券  みずほ証券
× × × ×

大手証券会社の野村・大和・SMBC日興・みずほ証券は取扱いしていません。
ネット系証券会社のSBI・マネックス・楽天証券は原油米国ETFを取り引き可能です。


CFD業者の原油取り扱い状況
 GMOクリック証券CFD  DMM CFD  サクソバンク証券CFD  IG証券CFD  岡三オンライン証券
CFD(くりっく株365)
×

原油CFDは、岡三オンライン証券CFD(くりっく株365)以外で取り引き可能です。
次に気になるのが、手数料です。


4.原油取り扱いCFD業者と証券会社の手数料を比較

原油価格はドル建てですので、以下の手数料が発生します。

では、各CFD業者・証券会社の手数料を比較してみます。

原油取り扱いCFD業者と証券会社の手数料比較表
為替手数料
(片道)
 取引手数料
(片道)
スプレッド 原油価格
100倍あたり
合計往復手数料
GMOクリック証券CFD
(原油CFD)
無料 無料 0.03ドル 330円
DMM CFD
(原油CFD)
無料 無料 0.039ドル 429円
 IG証券CFD
(原油CFD)
0.3% 無料 0.06ドル 3681円
SBI証券
(米国ETF)
25銭 約定金額の0.495%
ただし
下限:0ドル
上限:22ドル
無料 4736円
マネックス証券
(米国ETF)
25銭 約定金額の0.495%
ただし
下限:0ドル
上限:22ドル
無料 4736円
楽天証券
(米国ETF)
25銭 約定金額の0.495%
ただし
下限:0ドル
上限:22ドル
無料 4736円
 サクソバンク証券CFD
(原油CFD)
0.5% 無料 0.05ドル 5585円

※原油価格100倍あたり合計手数料の計算
→原油価格を45.78ドル、1ドル110円としています。つまり、売買金額は45.78ドル×110円×100倍=50万3580円となります。

原油価格100倍あたりの手数料で比較してみると、GMOクリック証券CFDとDMM CFDが激安なのがわかります。

手数料を見る限り、GMOクリック証券CFDとDMM CFDのCFD業者を利用するのが賢い選択です。


5.原油CFDの価格調整額

価格調整額とは、WTI原油先物CFDを保有することによって発生する調整額です。
原油CFDは、信託報酬が発生しない代わりに価格調整額が発生します。

サクソバンク証券CFDとIG証券CFDは取引期限が設けられているため、保有中に価格調整額がほとんど発生しませんが、GMOクリック証券CFDとDMM CFDは、価格調整額が発生します。
※サクソバンク証券CFDは株価指数100倍あたり1日-2~-3円、IG証券CFDは0円

呼び名はCFD業者によって異なり、
・GMOクリック証券CFD:価格調整額(月1回、毎月16日前後に発生)
・DMM CFD:スワップポイント(月1回、毎月20日前後に発生)
です。

下の表は、GMOクリック証券CFDとDMM CFDで、原油株価指数の10倍を保有した際につく、年間合計価格調整額です。

原油CFD買い 年間合計価格調整額比較表
GMOクリック証券CFD DMM CFD
2016年 -12392円 -12316円
2017年 -4598円 -4578円
2018年 +1777円 +2646円
2019年 -1596円 -1857円
2020年 -16966円 -33104円
平均価格調整額 -6755円 -9841円

買いで長期保有する場合は、この価格調整額の支払いは痛いのですが、売りの場合は逆に価格調整額を受け取れます。

原油CFD売り 年間合計価格調整額比較表
GMOクリック証券CFD DMM CFD
2016年 +12392円 +12316円
2017年 +4598円 +4578円
2018年 -1777円 -2646円
2019年 +1596円 +1857円
2020年 +16966円 +331040円
平均価格調整額 +6755円 +9841円


6.原油への投資にかかる税金

原油への投資に対する税金は、原油CFD・米国ETFとも売却益に対する税金です。

CFD・米国ETFとも
売却益の税率:20.315%
です。

なお、CFDとETFは損益通算できません。
例えば、CFD取引で利益が出てETF取引で損失が出た場合、CFDによる利益に対しては、ETFでどれだけ損失が出ても、きっちり課税されます。
逆に、ETF取引で利益が出て、CFD取引で損失が出た場合も、やはりETF取引の利益に対して課税されます。


7.結論

投資方法により、おすすめの商品は違います。

長期保有(買い)

信託報酬が低く、売買も活発に行われている米国ETF(USO)、もしくはリターンが高い投資信託がおすすめです。
投資信託は、ほぼすべての証券会社で購入できますが、米国ETF(USO)の取り引きは、SBI証券マネックス証券楽天証券が手数料が低くおすすめです。

長期保有(売り)

価格調整額をもらえるCFDがおすすめです。
原油CFDの取り引きは、GMOクリック証券CFDDMM CFDが、手数料が低くおすすめです。

短期売買

CFD・ETFを比較すると、手数料が低く、レバレッジ制度を利用できるCFDがおすすめです。
レバレッジの詳細はこちらです→CFDのレバレッジとは?
短期売買では、手数料の低さが投資成績に大きな影響を与えます。
原油CFDの取り引きは、GMOクリック証券CFDDMM CFDが、手数料が低くおすすめです。

このように、買いでの長期保有以外は、原油の取り引きはCFD業者がおすすめです。


原油取引におすすめのCFD業者

GMOクリック証券CFD

GMOクリック証券CFD・原油CFDの取り引きにベストな証券会社
・原油CFDのスプレッドは0.2ドルと最安です
・原油CFD買いの価格調整額はプラスで、長期保有にも最適です
・原油CFDの決済時に為替手数料が発生しません
・預けた証拠金は分別管理かつ全額信託保全で安心
・口座開設、口座維持料金とも0円で、口座開設にお金がかかりません



詳細はGMOクリック証券CFDの公式サイトでチェックしてください。


DMM CFD

DMM CFD・原油CFDのスプレッドは0.5ドルで第2位です
・原油CFDの最小取引単位は株価指数の1倍と、気軽に取引できます
・原油CFDの保有期間に制限はありません
・預けた証拠金は分別管理かつ全額信託保全で安心
・口座開設、口座維持料金とも0円で、口座開設にお金がかかりません




詳細はDMM CFDの公式サイトでチェックしてください。


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